2024.8.03

契約成立のタイミング

こんにちは。

今回は賃貸における契約成立のタイミングはいつなのか、というお話をしたいと思います。

申し込んだ時？

初期費用を支払った時？

契約書に署名捺印したとき？

どの時点で契約成立か、皆さんご存知でしたでしょうか？

一般的には契約書に署名捺印したときだと認識されている方が多いと思います。
しかしながら契約書への署名捺印は、双方（借主・貸主）が契約条件に納得し契約したということを証拠として書面に残しているだけになります。

実際は双方が意思表示をし、それが折り合った時点で契約成立となります。

つまり賃貸の場合は、借主側が入居の申込みをし、貸主側の審査に通過した時点（交渉があれば交渉が通った時点）で契約成立となります。

これを『諾成契約』と言います。
諾成契約とは当事者の意思表示のみで成立する契約のことになります。

もっと詳しくお話しすると「停止条件付契約」というものが諾成契約というかたちで成立しています。
停止条件付契約とは、例えば申込みをした日が2024年8月3日で、入居日が2024年8月31日だった場合、その入居日が到来するまでの間は、契約の履行（物件の引渡し等）を停止するという条件付の契約です。
よって、入居日（物件の引渡し日）が到来せずとも、契約は成立しているという解釈になります。

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